WHAT IS AIRLEAK
エアー漏れについて
WHAT IS AIRLEAK
エアー漏れの症状とは
エアー漏れとは、エアーコンプレッサーにより圧縮された空気がホースや配管、設備機器のつなぎ部、ノズル等からもれてしまうことです。部品の経年劣化等による漏れが検出される場合があります。
簡単な補修修理で年間コストや作業効率を上げることも期待できるため、数年に一度の見直しを推奨しています。
BAD EFFECT
エアー漏れによる弊害
コンプレッサーの省エネやコスト削減にとって大きな問題となるエアー漏れ。
エアー漏れの目安は新設の設備で期待値の3%~5%、その後経年とともに20%~35%まで漏れが増えるといわれています。
エネルギーコストの増大の他、エアーが原因による錆つきや、弱いエアーによる作業効率の低下など、多くの点で弊害をもたらしています。
エネルギーコストの増加
設備劣化の原因
稼働時間の増加
CO2排出量の増加
EXAMPLE
よくある症状と対処方法
過去の診断例をご紹介します。
基本条件
- ・工場エアー圧力:0.6MPa
- ・工場稼働時間:24時間、月~土稼働
- ・年間稼働時間:330日(7920時間)
- ・kwh当たりの電気料金:25円(参考値)
01
配管継手部分からのエアー漏れ
測定結果 | リーク量:23.6L/min |
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推定損失量 | コスト:63,322円/年 CO2排出率:955.8kg/年 |
修理内容 | エアーのゴムチューブが破損し、エアー漏れが発生しています。 ゴムチューブの交換により、エアー漏れが解消します。 |
02
エアー電磁弁取付部からのエアー漏れ
測定結果 | リーク量:9L/min |
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推定損失量 | コスト:24,221円/年 CO2排出率:365.6kg/年 |
修理内容 | エアー電磁弁とマニホールドとの合せ面からの漏れです。 配管、電磁弁等々のバラシ作業、及びパッキン交換により、 これらが解消すると思われます。 |
03
エアーカプラからのエアー漏れ
測定結果 | リーク量:2.3L/min |
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推定損失量 | コスト:6,228円/年 CO2排出率:94.0kg/年 |
修理内容 | エアーカプラからの微小のエアー漏れです。 エアーカプラを新品に交換する事により、エアー漏れが解消すると思われます。 |
04
ゴムホースからのエアー漏れ
測定結果 | リーク量:12.6L/min |
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推定損失量 | コスト:33,740円/年 CO2排出率:509.3kg/年 |
修理内容 |
エアーホースが劣化し、その部分からのエアー漏れです。 エアーホースそのものが劣化していますので、エアーホースを新品に交換する事で、エアー漏れが解消すると思われます。 |
05
エアーシリンダーロッド部からのエアー漏れ
測定結果 | リーク量:15.2L/min |
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推定損失量 | コスト:40,743円/年 CO2排出率:615.0kg/年 |
修理内容 | エアーシリンダーのロッド部からのエアー漏れです。 エアーシリンダーのパッキン一式の交換により、エアー漏れが解消すると思われます。 |